学生フォーミュラ大会とは

◆設立背景 近年の少子化・理科離れの問題により、日本の自動車産業にとっては将来の国際競争力・企業競争力の低下、優秀な技術者の人材不足に繋がりかねない現状にあります。また、工学系大学では、実習・設計・製図等のカリキュラムが減少傾向にあるために、ものづくりの機会が不足しています。一方欧米では、Fomula SAE を開催することで学生がものづくりに積極的に参加できる場が提供されています。 そこで、学生の自主的なものづくりの総合能力を養成し、将来の自動車産業を担う人材を育てるための公益活動と位置づけ、社団法人自動車技術会によって全日本学生フォーミュラ大会が2003年にスタートしました。今では、2017年に行われた第15回大会で、国内外から118チームがエントリーをする程の大きな大会となっています。

◆大会概要 学生チームが小型フォーミュラカーの企画・設計・製作を学生のみで行い、その車両性能を競う動的競技、マネジメント能力を競う静的競技が総合的に評価されます。また、以下の得点は第15回大会のものです。

競技種目

競技概要

得点

車検

車両の安全・設計要件の適合、ドライバーの5秒以内脱出、ブレーキ試験、騒音試験、チルトテーブル試験を行い審査する。
静的 競技

コスト審査

事前に提出したコストレポートのコスト精度、レポートのコストと車両との適合を審査する。

100

プレゼンテーション審査

「競技のコンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上の優れていることを確信させる」という仮想シチュエーションの元でプレゼンテーションを行い審査する。

75

デザイン審査

車両製作においての技術や工夫等を評価する。

150

動的 競技

アクセラレーション

0-75mの加速性能を評価し、タイムを競う。

100

スキッドパッド

8の字コースによるコーナリング性能を評価し、タイムを競う。

75

オートクロス

直線・ターン・スラローム・シケイン等による800mのコースを2周走行し、タイムを競う。

150

エンデュランス

直線・ターン・スラローム・シケイン等による周回路を20km走行し、走行時間によって全体性能と信頼性を評価する。

250

燃費

エンデュランス走行時の燃料消費量で評価する。

100

合計

1000

2017年度大会集合写真3